横浜国立大学 大学院工学研究院の川村 出 教授、大学院環境情報研究院の金井 典子 助教らの研究グループは、コーヒー粕に豊富に含まれる多糖類のセルロースとヘミセルロースが両方含まれた状態(ホロセルロース)から、高圧下物理的衝撃を使って微細化することで、コーヒー粕から52%の高収率で2-3 nm繊維幅のホロセルロースナノファイバーを分離しました。
本研究成果は、高分子多糖類の専門誌であるCarbohydrate Polymer Technologies and Applicationsに受理され、オンライン版が2024年6月25日に公表されました。
本研究は、JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点(JPMJPF2111)および科研費の支援により実施されました。
Journal
Carbohydrate Polymer Technologies and Applications
Article Title
Mannan-rich Holocellulose nanofibers mechanically isolated from spent coffee grounds: Structure and properties
Article Publication Date
25-Jun-2024