News Release

医薬品関連物質の持続可能な合成方法を開発

Peer-Reviewed Publication

Yokohama National University

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The anion-exchange membrane reactor hydrogenates pyridine to piperidine.

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Credit: Yokohama National University

横浜国立大学 工学研究院の信田 尚毅准教授、跡部 真人教授らの研究チームは、電気エネルギーを活用して、ピリジンなどの窒素を含む芳香族化合物を効率的に還元し、高付加価値の環状アミンであるピペリジンを合成する新手法を開発しました。ロジウム触媒を使用し、アニオン交換膜を備えた電解リアクターを採用することで、従来の高温・高圧を必要とする熱化学的なプロセスと比較して、常温・常圧下で効率的に合成できるようになりました。この技術は、医薬品やファインケミカル分野への応用が期待され、持続可能な化学品の製造プロセスに新たな展望をもたらします。特に、エネルギー消費量と二酸化炭素の排出を大幅に抑えることが可能であり、化学産業の脱炭素化に大きく貢献する可能性があります。本研究の成果は10月7日(米国東部時間)に、米国化学会のJournal of the American Chemical Societyへ掲載されました。


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